5.「男と女と、お金と自分」というサブテーマを選んだ理由。
私のメルマガ「悩みは自分で解決できる!」のサブテーマは、下記の2つです。
(1) 男女関係とお金について
(2) 自分との向き合い方について
私が何故、このサブテーマを選んだのか、ご説明いたします。
一番大きなキッカケは、2006年12月末に始めた、友崎慎二との同棲です。
ネットで知り合い、2回目の対面で同棲を開始した私達なので、
当然、お互いの金銭感覚や生活態度が分からないまま、スタートしました。
この11年の同棲生活(2018年1月現在)では、当然、失敗とケンカの連続でした。
まず最初に私は、ある恋愛本に書かれていた「男を立ててお金を管理してもらうべき」という
< 他人の主観を鵜呑みにし、>慎二に我が家の家計=経営を任せました。
それが「できる女」「イイ女」だと信じて疑いませんでした。
「家計が回らなくなったら私も一緒に考えるから早めに教えてね」と何度も伝えていたのですが
2年半後の 2009年6月、とっくに「経営破たん」していたことが判明します。
真実を知った私は怒り狂い、泣き叫び、彼を罵倒し、人格否定し、
「だから早めに報告してって言ったでしょ!」という言葉を3倍くらい汚くした言葉で
彼を責めに責めました。
(私は彼に何度も言った!私は間違っていない!
隠してたのは慎二だ。慎二が悪いんだ!)と信じて疑いませんでした。
自分の中で(あの恋愛本の通りにしたのに間違ってるじゃないか!
ベストセラーなのに、嘘ばっかり!)と、八つ当たりも始まる始末。
今、振り返れば、彼はまだ付き合って2年半の私に心を完全に開けなかった。
男としてのメンツもあったのか、(自分で何とかしよう、何とかなる)と、
楽観的な性格もあって具体的な対策も取らず、その場しのぎで現実を直視していなかった。
私は私で、彼の優しく楽観的な言動に頼りなさを感じており、日々、口うるさかった。
(ホントにちゃんとやってるの・・・?)と思いながらも、任せたままでした。
我を忘れて慎二に怒り狂う自分とは別に、もう一人の冷静な自分が
(どうして慎二は私に言わなかったんだろう・・・)と問いかけてきた。
即答で、(言わなかったのではなく、言えなかったんだ)と返ってきた。
問いかけた瞬間、口うるさい日頃の自分を思い出したからです。(←これが奇跡)
慎二に説教しながらも、(今までの彼氏だったら、私はすぐ別れただろう。
でも今回は、別れるのはなんか違う気がする・・・)と何故か「思ってしまった」とき、
(あぁ、この人とはやっぱり何か深い縁があるのかもしれない・・・)と痛感しました。
その後、私は彼から「経営」を引き継ぎ、今に至ります。
2009年6月に起こったこの修羅場を、私達の間では「6月の乱」と呼んでおり、
節目、節目でこの事件を思い出すのですが、今思えばあの修羅場を彼が耐えに耐え、
私が反省したことで、2人の「お金観」は徐々に共感しあえるようになったと思います。
ある意味、交際が始まった日より大事な記念日かもしれません。
お金に対する知恵や知識もなければ、お金の本質も知らない。
金銭感覚も各自で違う。
長年、一人暮らしが長かったイイ年したおっさんとおばさんは
自分一人の気ままな生活では苦労しなかった「お金」というテーマに
とことん、向き合う必要があった訳です。
お金をどう稼ぎ、どう使い、どう守るのか。
各自に健全なお金観がなくても、心地いい「お金への思いこみや習慣」はあるので、
それが自己主張としてぶつかる。
(このままじゃあ、お金で2人はダメになるんじゃないかな・・・)と思いました。
今まで(どうして人は、みんな同じ24時間なのに、お金持ちと貧乏に分かれるんだろう?)と
考えたことはあるのですが「好きな人と一緒に、お金に向き合っていく」経験はなかったので
(まずは私がやらねば)と思い、お金に関する本を今まで以上に読むようになりました。
自分がどんなお金観を持っていて、それはどんなカタチをしているのか。
そういうカタチになったのは、何が原因としてあるのか。
そうやって自分と向き合った結果、自分のお金観が具体的に見えてきました。
各自が持っているお金観には色んなパターンがあることを知り、
(じゃあ、慎二のお金観はどんなカタチかな?)と分析するようになりました。
相手のカタチが見えると、自分のカタチとの違いが浮き彫りになり、
(そっか!6月の乱は、このズレから起きたのか~!)と理解できるようになりました。
合わせて、慎二のお金観(カタチ)を分析せず、
「ベストセラーの恋愛本」と言うだけで他人の主観を鵜呑みにして
それを彼に押し付けた自分の未熟さと傲慢さにも気付き、
(バカだったな、私・・・)と素直に思えました。
私の【 お金に対する無知 】と【 人間的な未熟さ 】と
【 6月の乱に繋がった落ち度 】
慎二の【 お金に対する無知 】と【 人間的な未熟さ 】と
【 6月の乱に繋がった落ち度 】
各自の原因 = 構成要素は上記の3つで同じだったけど、中身は違った。
中身の違い、それが個性だと知った。
知れた自分、気付けた自分が単純に嬉しかったです。
「男女関係とお金」というテーマは、知れば知るほど面白いし、興味深い。
でもそれを2人の日常生活で実践するには、まずは私が
自分との向き合い方を健全にしていく必要があるんだな~と思いました。
自分と上手に向き合うことは、生きるすべてに影響があります。
例えるなら「家の土台」にあたる部分なので、
自分と健全に付き合えれば、土台がしっかりしてきます。
つまり、精神的に穏やかで安定してきます。
その上で、壁や柱に相当する「お金」や「恋愛」、「仕事」や「健康」、
「人間関係」などの知識を増やし、知恵をつけ、実践して精度を上げれば、
家はしっかり建っていき、人生のバランスが取れるようになります。
土台が不安定なまま、壁や柱の知識を実践すると
壁が何故か汚れたり、柱に傷がついたりして、余計にイライラします。
壁や柱の完成度が低くなり、努力があまり報われない感じがするのは、
土台の不安定が影響している可能性があると、私は考えています。
「自分との向き合い方」を選んだのは、すべての土台だからです。
私が、メルマガのサブテーマに「男女関係とお金」を選んだのは、
一番苦労した壁であり、一番面白く、興味深い柱だったからです。
土台を癒して、柱を立てる。
そうすることで素敵な家が建つ訳ですが、
その時に必要な「かんな」や「金づち」に相当するのが、内観と分析です。
「内観と分析」=「自分の本心を見つめ、その本心が根付いた原因を探る」作業です。
自分を癒す時も、自分を見つめ、原因を探ってください。
恋愛やお金に悩んだ時も、自分を見つめ、原因を探ってください。
そうすることで、土台を癒しつつ、傷のない柱も同時に立っていきます。
内観と分析という「かんな」や「金づち」は、
貴女が望む家の建築、すべての工程で絶大な働きをしてくれます。
私の好きなテーマである「男女関係とお金」「自分との向き合い方」という柱や土台で
かんなや金づちの使い方を覚えたら、他のテーマの悩みが出ても、
貴女は上手にかんなや金づちを使いこなし、思い通りの家を建てられると思います。
私のメルマガが、貴女のお役に立てることを願っています。
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